皮膚科スペシャリティナースは、2018年から皮膚疾患ケア看護師と名前が変わり、さらに高度なものとなりました。認定されるためには、正看護師の資格を持ったうえで、週27時間以上勤務した実績が通算で3年以上必要です。
また、20人以上の患者に対して皮膚疾患ケアの指導を行った実績も必要で、そのうち5例については患者氏名だけでなく具体的な指導内容の報告も求められます。さらに、講習会への参加やドクターによる研修を終了した証明書、ドクターからの推薦状も欠かせません。
必要な書類を揃えて日本皮膚科学会に申請すると審査が行われ、合格すれば認定されるのです。認定された看護師には認定書のほか、認定バッチと顔写真入りの認定カードが交付されます。5年毎の更新が必要ですが、その分信頼度も高いので頼られる看護師になれるでしょう。
2020年3月時点では、更新についての情報は公開されていません。最初の皮膚疾患ケア看護師が認定されたのは2019年のため、2023年から24年頃には詳しい更新情報が公開されると思われます。
皮膚科という診療科は対象となる患者が赤ちゃんから高齢者まで幅広く、しかもあまり偏りなく存在しているのが現状です。そのため、看護師にも高いコミュニケーション能力と信頼される実力が大切となってきます。
日々の業務の中で、皮膚に関するケアをしっかり研究しましょう。そして、患者に対してより良い指導をして行っていくことが、資格認定にも看護師としての高いスキルの習得にも役立ちます。